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角谷沙奈美 展 
2011年6月20日(月)〜7月2日(土)

私的な空間を離れ、白い空間に運びこまれた絵たち。
生活感から切り離れた時、毎日睨めっこしていた絵たちが表情を変えました。
自分の絵に囲まれた時の、喜びと緊張感。
一喜一憂しながらも、それがまた次の制作、展示へと活力を与えてくれるのだと感じています。

会期残りわずかとなりました。
この空間の中で皆様も思いを巡らせて頂けたら幸いです。

<開催時間>
12:00~19:30
火曜休廊

<開催場所>
銀座gallery女子美
http://www.joshibi.ac.jp/siteinfo/access/ginza.html

グループ展を中心に活動中洋画家・角谷沙奈美(かくたにさなみ)による個展。

女子美術大学短期大学部、芸術学部を経て2007年に同大学院修士課程を修了。
卒業後も活動を続け、本年度より同大学洋画研究室にて専任助手を務める。

彩度の高い美しい色合い、単純化されたフォルムで描かれているにもかかわらず、
画面から感じられるのは異様なほどの静寂である。

心象風景なのか、現実の世界なのか、または完全な創作世界なのか、生々しい程の
現実感があるわりに生活感が無い角谷によって描かれた世界は、見る者に
ささくれのような小さな違和感とすがすがしい孤独を感じさせる。

初個展となる本展、どのような展覧会になるか多いに期待される。

『私は日常の中からテーマを拾い、制作しています。

個々の小さな世界の連続が、外の大きな世界を作っているのならば、

集団の中で埋もれてしまう個人的で些細な出来事や経験の中に、

世界の根源のようなモノを見つけられるのではないかと思うのです。

角谷沙奈美』

<略歴>
1982 青森県生まれ、神奈川県出身
2003 女子美術大学短期大学部造形学科美術コース卒業
2005 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業
2007 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画研究領域修了

現在 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻研究室専任助手

2005 第41回神奈川県美術展(以降’06)、国民文化祭ふくい2005美術展(佳作)
2006 大学院学外展(以降’07)/ギャラリー青羅(東京)
2008 シンジュクアートインフィニティ05・旧マルイシティ新宿仮囲い盤面(東京) 
2009 第4回三菱商事アート・ゲート・プログラム/EYE OF GYRE(東京)、三菱商事ビル(東京) 
2010 シェル美術賞展2010/代官山ヒルサイドフォーラム(東京)

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