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2011年 第65回記念 女流画家協会展

第65回 女流画家協会展
 
女流画家協会は1947年に女流画家の芸術の向上と、新人の登竜門としての意味をもって展覧会を計画することを趣旨に創立された団体です。この頃はまだまだ女性が作品を発表する機会が少なかったので、女流画家の自立を目指したことは女子美の創立の精神とちかいものを感じます。女流画家協会の創立会員11名中、桜井悦、三岸節子、森田元子の3名は女子美洋画の卒業生です。現在最高齢の会員、入江一子さんも洋画の卒業生です。そんな縁もあるのでしょうか、女流展には女子美、特に洋画の卒業生がたくさん出品しています。
今年は東京都美術館の改装に伴い、上野の森美術館での開催となりますので、会期が前期、後期に分かれますが、まず前・後期通して陳列される会員にはかつて洋画で教えられていた新城小波江、福島瑞穂、吉江麗子の各先生。短期大学で教えられていた高尾みつ先生が、また現在付属中高の校長である継岡リツ先生も出品されています。
今年の受賞者の中にも一般出品者のトップ賞である「大村文子記念賞」は短大絵画卒業の伊東洋子さん、会員の塩谷よし子さん(洋画卒業)は「上野の森美術館賞」を、一般出品者の「奨励賞」は杉本弘子さん(洋画卒業)がそれぞれ受賞しました。おめでとうございます。
 
前・後期展示
入江一子、伊東博子、伊東洋子、大橋弘子、金谷ちぐさ、佐々木里加、塩谷よし子、
新城小波江、杉本弘子、高尾みつ、継岡リツ、徳植久子、中村智恵美、中元宣子、
広瀬晴美、福島瑞穂、松本恵美、宮原麗子、三吉雅、八木芳子、山口孝子、吉江麗子
 
前期展示
赤塚由夏、秋山智子、浅野紀子、小梶恵子、敷地和子、鴫原友香、清水教子、関琳世、
平野マチ子
 
後期展示
高井清美、高橋恭子、高嶺かおる、鳥海訓子、藤沢共子、松原津恵子、壬生迪子、
宮原むつ美、室町克代、目黒礼子、吉田けい子、渡部さなえ
 
以上の出品者のほとんどが洋画の卒業生です。
在学生の皆さんはぜひ先輩たちの作品を見に来てください。
 

第65回女流画家協会展
後援:文化庁、上野の森美術館

1.会場 上野の森美術館 

〒110-0007台東区上野公園1-2 TEL.03-3833-4191

2.会期

前期 平成23年5月20日(金)~5月26日(木)
後期 平成23年5月27日(金)~6月2日(木)
※会期中休館日なし
※10〜17時(入場16時30分迄)
※前期・後期共最終日 14時閉館(入場13時30分迄)

【関連リンク_女流画家協会】
http://www.joryugakakyokai.com/

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