泥沼コミュニティによる、今日の泥沼トラベルのレポート@スノドカフェ/リサーチについて考える
08/25
萩原綾乃先生(2011年大学院修了、洋画専攻 非常勤講師)、榎本浩子さん(2011年大学院修了)が所属する『泥沼コミュニティ』がイベントを開催致します。
泥沼コミュニティによる、今日の泥沼トラベルのレポート@スノドカフェ/リサーチについて考える
泥沼コミュニティが、イヴェント当日(=今日、2016年9月5日)に行った、泥沼トラベルをレポートします!
まずは当日のそこでの経験を共有することから始め、自分たちのこれまでの活動を振り返りつつ、ここスノドカフェに泥沼コミュニティを紹介してくださった、劇作家の岸井大輔さんと共に、近年さまざまな表現活動でよく耳にする「リサーチ」について、その利点や欠点、限界や可能性など、それぞれの活動事例からお話できればと思います。
今回のメンバー:
岸井大輔(劇作家)、泥沼コミュニティ(榎本浩子、沼下桂子、萩原綾乃)
日時:2016年9月5日(月)19:00-21:00
会場:オルタナティブスペース・スノドカフェ
参加費:1,500円(1 drink付き)
◯ 19時からのオルタナティブスペース・スノドカフェのトーク前に、泥沼トラベルを行います。
「泥沼トラベル~静岡市清水区~」
集合・解散場所:スノドカフェ(12:00からスノドカフェにて受付)
時間:13:00-17:00 ※途中参加・離脱歓迎
スノドカフェからスタートしてスノドカフェに戻ってくる「泥沼トラベル」を行います。
この辺に土地勘のない、泥沼コミュニティが主催するまちあるきです。
出会った人と当日の天候などから、カンとスマホを頼りに歩きます。
進捗はこのページで共有します。外出後 facebookが確認できない方は、 doronumacommunity@gmail.com までメールをいただければ、途中の移動先についてご返信いたします。
参加費:無料(途中でかかる飲食費等は実費)
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泥沼コミュニティです。今回のイヴェントへの経緯…
泥沼コミュニティは、アートイヴェントの打ち上げで出会ったメンバーが後日集まって、アート関係の施設や展覧会と、その土地にある飲食店、のみ屋をはしごする「泥沼トラベル」(2012年3月)をきっかけにスタートしました。この活動以後、長野県塩尻市でのアートイヴェント「Shiojiri Conversations#2」(2012年8月)の参加をきっかけに「泥沼コミュニティ」に改称し、さまざまなイヴェントを実験的に続けています。
2013年、福島県土湯温泉町で開催された「アラフド・アートアニュアル2013」の出展で、「地域コミュニティと関わる表現活動」にふれ、そこでの失敗から疑問や考えをもやもやと持ち始めます。
その後、2014年10月から、メンバーの母校である女子美術大学の関連と支援の元、相模原市橋本地区にある「アートラボはしもと」を拠点とした活動を1年半実施。通学・通勤などでゆかりのある(?)相模原市という「身近な地域」に目を向けてみることにしました。が、いざ橋本へのリサーチを始めるも、メンバー3人での興味関心には限界もあることから、自分たちが普段から面白いリサーチ活動をしていると関心を持っているアーティストに声をかけ、ワークショップやトークイヴェント、まち歩きの企画を出してもらい一緒に活動し、活動の報告展を、2016年4月に開催(「ホーム/アンド/アウェイ」@アートラボはしもと、solid & liquid MACHIDAにて開催。巡回展を、11月に熱海市のカフェで開催予定)しました。
私たちがこれまでにしてきたことは、活動を通して何かを作り出すというよりは、ある設定の元で集まって経験されることを、集まった人同士で共有することを目的にしていると言えるでしょう。バラバラな思考の個人がそこに集って、その状況を共有し、それを何度か続けてきたことによって、それ自体が「リサーチ」であり、リサーチの方法とは、さまざまであることを感じ始めています。
メンバーの一人、萩原綾乃は静岡市出身・在住ですが、スノドカフェ周辺には土地勘はないとのこと。他の2人、榎本浩子は群馬の伊勢崎市、沼下桂子は東京の八王子市に居住していて、ここに来るのも初めてです。
なのでまずはこの場所を知るための方法として、私たちなりにスノドカフェ周辺をリサーチ(=泥沼トラベル)してみます。そして今日の泥沼トラベル(=リサーチ)を通してこの土地で何を見つけたのかを共有しつつ、「リサーチ」について考えてみたいと思います。
「リサーチ」と一言で言ってしまうと、なんとも漠然としていて徒労感がありますが、「スノドカフェ」に身を置きつつ、それぞれの出会ってきた出来事から、みなさまとお話できればうれしく思います。
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岸井大輔(劇作家)
1995年より、他ジャンルで追求された創作方法による形式化が演劇でも可能かを問う作品を制作している。
代表作『P』『potalive』『文』『東京の条件』
http://www.kishiidaisuke.com/
泥沼コミュニティ
2012年3月、アートイヴェントの打ち上げで偶然出会ったメンバー同士が後日集まって行った「泥沼トラベル」をきっかけに活動開始。「人と人が集っている状態」が親密になることを「泥沼」というネガティヴな言葉で捉えることで、別々の思考を持つ個人が、バラバラな意思の元で集うこと(同じテーブルにつき続けること)の意味を模索する。2016年より、アサヒ・アート・フェスティバルに参加。
メンバー:榎本浩子(アーティスト)、沼下桂子(芸術表象)、萩原綾乃(アーティスト)
http://doronumacommunity.wixsite.com/doronuma
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■特別協賛:アサヒビール株式会社
■助成:公益財団法人 アサヒグループ芸術文化財団
※この企画はAAF2016に参加しています。