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交流は、相手がいなくては出来ない。
誰かとその時間と場を共有することで公流、公な動きとなり、その新たな力は
行動や精神性を見える形へと昇華させてゆくのではないか。
そんな期待を抱きながら、今回、東京造形大学の絵画専攻領域の近藤昌美先生の提案もあり、
本学の洋画専攻の大学院生と学部4年生17名、そして私と助手の杉山先生とともに
ZOKEIのキャンパスにお伺いした。

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ゆとりある制作・展示環境は、現代の多様な表現を想定した柔軟性と先進的なアイデア
満載で、まさに実験工房といった活気あふれる創造行為を実践する空間でした。
女子美に足りないとすれば、まさにこの知性や感性を最終的にショーアップし盛り上げる
構造なのだと思いました。
アトリエ見学後、造形大学の学生と本学の学生でお互いに作品資料を見ながら
ディスカッションを行いました。
当たり前かもしれませんがそれぞれの美大の特徴も感じられて、造形の学生はカタチへの
希求を素材の選択や手法の段階から貪欲に探し始めているので、作品のオリジナリティーが
自然に導き出されているようでした。
さて、この交流は始まったばかりですがお互い刺激的な経験で、今後の期待感が高まりました。
それは帰り道の本学の学生同士の会話からもうかがえました。
首都圏というフィールドにある美大同士ということもあり、この交流を通して新たな活動が
生まれる予感というより、生みだすことの重要性を実感しました。
大学の立地エリアはもちろん、教員や学生の日常の活動エリアが無意識にも重なり合っていた
ことに今更ながら「はっと」させられました。
今後もこの情報は継続的にお伝えしていきます。

洋画専攻 准教授 大森悟


東京造形大学:絵画ブログ 
http://www.zokei.ac.jp/painting/



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