女子美術大学 洋画専攻

溝口彰子講演会のご案内です。

『BL進化論～ボーイズラブが社会を動かす』は昨年出版されてすぐ大きな話題となり、さらに注目を集めています。BLとは、男性同士の恋愛を軸にした一大エンタテインメント・ジャンルですが「おもに異性愛女性が作り手・読み手であるにもかかわらず、近年、現実よりもホモフォビア（同性愛嫌悪）や異性愛規範、ミソジニー（女性嫌悪）から自由な作品が生まれている。」と言われています。この本では、BL作品が生まれるまでとその背景、進化の過程と社会における女性の立場や意識の変化を作品分析によって丁寧に読み解かれています。

「いま、BLに何が起きているのか？」著者で、BL論のみならず、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を数多く執筆されている溝口彰子先生による特別講義です。
学外の方も聴講していただけます。守衛所にて本講演会聴講の旨をお伝えください。

「BL進化論」入門編　溝口彰子

講演会開催　日時　7月26日（火）　13:20～14:50

　　　場所　女子美術大学　相模原校舎13号館1F　1312教室

※　予約不要　無料です。

　　　主催・問い合わせ　女子美術大学　美術学科　洋画研究室

溝口彰子

大学卒業後、ファッション、アート（スパイラル／ワコールアートセンター） の仕事をへて、

アメリカNY 州ロチェスター大学にてビジュアル＆カルチュラル・スタディーズ博士号取得。

著書に『BL進化論　ボーイズラブが社会を動かす』(2015、太田出版）。

美術展カタログ解説「フェリックス・ゴンザレス＝トレス」『ラヴズ・ボディ： 生と性を巡る表現』展（2010） ほか、執筆多数。