向井三郎 — 生きられた時間 —|巷房・2+階段下
04/17
洋画専攻の非常勤講師でいらっしゃっている向井三郎先生の個展が銀座で開催されます。
向井三郎 — 生きられた時間 —
会期:2014年4月28日(月)—5月10日(土)
会期中無休/12時より19時(日曜、最終日は17時)
会場:巷房・2+階段下
東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル地下1階
tel 03-3567-8727
http://www5.ocn.ne.jp/~kobo/
アクセス:JR「有楽町駅」京橋口出口より6分
東京メトロ銀座線「銀座駅」A13より4分
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」10番出口より1分
都営浅草線東「銀座駅」A8京橋口より4分
<作家コメント>
風景の大型素描、人物肖像画(版画・ドライポイント)を中心に、新たな試みである壁面に直接描画する作品を加え展示する予定です。ぜひご高覧いただけますようお願いいたします。
生きられた時間 — 時間についていつも考えている。時間はこの世界の全ての行為、全ての存在の容れ物だ。これは絵を描く時の、また日々の生活のうえでの実感である。その容れ物の具体的な像を描くことは出来ないが、大きな河のような常に変化し続ける流動として想定することは出来る。たとえば長い時間をかけて描く風景画では動力のない船にのってゆっくり流されるままという感じ、短い時間で描く人物画では私とモデル双方が速度の違う舟にのり、近づいたり、離れたりという感じである。このような変化の感覚は時間とその時間を生きる私の意識の関係が引き起すものだろう。数値によっては計ることの出来ないその生きられた時間の臨場感を捉えたい。世界を空間の認識として表明する絵画にとってそれは生命線である。
【関連リンク_スタッフ紹介_向井三郎】
http://mixed-color.com/?p=744
【関連リンク_向井三郎HP】
http://saburomukai.com/index.html