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2018年度一般入試(A日程) 参考作品 (1,2の課題の参考作品となります)

静物画
1,鉛筆による下描き 1時間30分 B4ボード(画用紙)
2,油彩 5時間 F15号キャンバス(油彩画用) 2,水彩 5時間 F15号水張りパネル(水彩画用) 2,鉛筆 5時間 F15号水張りパネル(鉛筆画用)2,木炭 5時間 50×65cm木炭紙(木炭用) (2はいずれか選択)
3, 学力試験
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問題:設置された静物を自由に描きなさい。
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(モチーフ)
1.食器、ナイフ、フォーク
2.グラス、カップ
3.パン、果物等
4.布
5.雑貨等

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隣接する作品が同一受験者の作品になります(左作品が上記課題2、右作品が1となります)


4つのアイデア図から選び出した作品は、彩度を変えてグレートーンの卓上の空間表現とその空間を黄色い物と色彩が緩やかに往来しているようで、発想力と技術力の高さを評価した。映像作品のような軽やかさも魅力だ。


下描きの段階からシンプルな構図を選び、余白や色彩の構成もバランスがよい。透過するガラス同士の関係や反射する色彩、クロワッサンの質感など、目の前のモチーフに反応して描写していることが伝わってくる。


モチーフを大胆にクローズアップし、強い印象を与える作品である。布のストライプを上手く画面に取り込み、黒の配置が心地よい。色彩を抑え静かではあるが、筆跡も整理され緊張感のある表現となった。


下書きのイメージには画面の外まで広がるような緩やかさがある。作者はその空間を切り抜くように構図を決めている。木炭の質感を活かし、モノの形態や位置、比率や構成等、要点を押さえた作品は雰囲気に流されてない安定した技量を感じさせる。

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過去入試参考作品のページはこちらになります

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