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La Biennale di Venezia   Entry Page   La Biennaleのコピー




「第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」にて、蔵屋美香さん(本学芸術学部絵画学科洋画専攻 卒業)
がキュレーターを務める日本館が特別表彰を受賞しました。
「東日本大震災の経験を他者と共有することは可能か」という課題を設定。大震災を直接作品にするのではなく、
大勢の人が非常階段を上り下りしたり、9人の美容師が女性の髪をカットしたりする模様をとらえた映像作品などで表現し、
何らかの問題の後で「他者と協力すること」の意味を考えさせる空間をつくり上げた。

今回の日本館出品作家は田中功起氏。田中氏の作品「9人の美容師でひとりの髪を切る」(2010年)や
「5人のピアニストがひとつのピアノを弾く」(2012年)、新作の「ひとつの詩を5名の詩人が書き上げる」(2013年)など、
写真や映像を中心に構成されています。

蔵屋さんには以前も特別講義をして頂いております。
その様子はこちらから>>http://mixed-color.com/?p=2020

蔵屋美香
本学芸術学部絵画学科洋画専攻卒業。千葉大学大学院修了。
現在、東京国立近代美術館美術課長。
主な企画 「ヴィデオを待ちながら―映像、60 年代から今日へ」(2009 年、東京国立近代美術館、三輪健仁と共同キュレーション)、「寝るひと・立つひと・もたれるひと」(2009 年、同)、「いみありげなしみ」(2010年、同)、「路上」(2011 年、同)、「ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945」(2011-12 年、同)。主な論考に「麗子はどこにいる?―岸田劉生 1914-1918の肖像画」(『東京国立近代美術館 研究紀要』第 14号、2010年)。

国際交流基金
http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/art/j/55/

第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展概要

開催期間 2013年6月1日から11月24日
主催 ヴェネチア・ビエンナーレ財団
総合キュレーター マッシミリアーノ・ジオーニ
公式HP http://www.labiennale.org/en/biennale/index.html

日本館展示の概要

タイトル abstract speaking – sharing uncertainty and collective acts
(抽象的に話すこと – 不確かなものの共有とコレクティブ・アクト)
開催期間 2013年6月1日から11月24日
主催:国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
会場:カステッロ公園内 日本館
(所在地:Padiglione Giapponese Giardini della Biennale,
Castello 1260, 30122 Venezia)
キュレーター:蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)
出品作家:田中功起
特別助成:公益財団法人石橋財団
協力:大光電機株式会社、NECディスプレイソリューションズ株式会社
ARTISTS’GUILD
日本館HP http://2013.veneziabiennale-japanpavilion.jp/index.html



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